2026.04.22
M&A・統合
事業承継とDD
事業承継型M&AはDDと契約書交渉が軽くなる傾向があります。補償条項を勝ち取っても個人の売り手の履行余力は限定的で、買い手がDDで発見事項を積み上げるインセンティブは限られます。
取りうる対応は取得範囲の設計です。会社分割または事業譲渡によって承継対象外のリスクを遮断できます。買い手にとってのサプライズを減少させる根本的な対応です。
DDの目的はリスク検知から取得対象を問うプロセスへ変わります。取得対象の解像度を上げる工程と位置づけると、DDはリスクヘッジから成功確率を高める投資へ高度化します。