2026.05.06
M&A・統合
M&A必勝法
M&Aは失敗の確率が高いとされます。この評価は暗黙に買い手を前提としています。買い手が失敗する多くの場合は高値掴み、言い換えれば売り手の成功です。ゼロサムゲームである以上、売り手に回ることが統計的に有利であることを意味します。
連続して売り手に回る企業は稀です。これは事業を共同体とする企業にとって「売却」はそもそも選択肢に入らないためです。この思考はポストをはじめとする分配原資が豊富な創業・成長期には機能しますが、その後は「共同体幻想」として資本効率を悪化させます。
深度あるDDも賢い投資委員会も買い手に回ってしまった際のオルタナティブに過ぎません。事業をキャッシュ生成装置として評価する思想への転換、すなわち共同体幻想からの解脱がM&A巧者への最短の道です。