2026.03.18
資本配分
永遠のベンチャーは存在するか
「当社は永遠のベンチャー企業です」といった標語を時折見かけます。「フラットな組織を維持する」といった意図と推察しますが、資源配分にこの方針を適用するとリスクを伴います。
スタートアップの評価は所在する市場に依拠します。創業当初の「空地」も、時間の経過とともに同業が増加し、経済学が定義する「限界利益=限界費用」の世界に近づきます。評価から「場所」のプレミアムが剥がれ落ち、事業運営の巧拙が価値の源泉になります。具体的には従業員に与える責任と権限の一致、責任を定量化するKPIの導入を意味します。
これは「フラットな組織」からは遠いものとなるでしょう。加えて創業者の年齢も考慮すべきです。仮に40歳で創業し、10年後に上場、上場から10年後に上記の状況を迎えたとすると60歳。サクセッションを考える年齢となります。